長崎西海岸ソロツーリング14.8.31
2014年8月、夏の最後をむさぼるソロツーリングに行ってきました!
長洲港からフェリーに乗り込み多比良港へ。
出航8分前、ギリギリフェリーに滑り込んだ^^
船が港を離れる。天気も良くていいツーリングになりそう!
小一時間で、多比良の町並みが近づいて来る。
島原半島に上陸すると、諫早市街地を目指した。
バイクも快調!どこまでも走れそうだ^^
諫早から大村湾沿いに海岸線を行く。
見慣れぬ風景にキョロキョロ。どこか休憩場所は無いかな?
「琴尾山烽火台跡」の看板を見て、山道を遡った。
ここらしいが、草ボウボウで良くわからない><
のろしを上げて異変を通達するらしい。でも、あまり見晴らしが良いところではないなぁ。
山を下り、長与町から西海岸の国道202号線へ向かう。最初の目的地道の駅「夕陽ヶ丘そとめ」へ。
この沿線沿いはバイクが多い。長崎はバイクに乗る人が多いんだよね。
何故かって、長崎は狭く坂が多い。駐車場も余り無いのだ。それでバイクが便利って訳だ。
ここの入り口は車が駐車場待ちで並んでいた。バイクならスイスイだよ^^
絶景なり!夕方来たかったかな(^^
時間は丁度お昼。おにぎりと惣菜を買って海を眺めながらランチタイムだ。
入道雲が立ち上がり、まだ夏だね!
腹も満たして、次の目的地出発。
その途中、道の駅の案内で見つけた「大野教会」へ寄ってみた。
このあたりの住民が手作りで作ったと言う素朴な教会だ。
眼下に海が望め、静かで良いところだな^^
プラっと寄った場所だけど、身体が凛と鳴るぐらい清らかなところで感傷深かった。
その後、同じ長崎を逆周りでツーリングしていた「ろくさん」と遭遇!
「同じ長崎なら連絡して一緒に行けばよかったね」!
旅人は短い言葉を交わし別れを告げた。次の目的地へ出発。
西海市の「大野大橋」を渡る。高度感があって爽快!
大島町からさらに西へ。最果ての崎戸町へ。
途中、歴史民族資料館で一服。
昔炭鉱があったようで、坑道を走ったトロッコ列車が飾られていた。
崎戸町の先っぽが見えてきた。風が強いのか、風力発電の羽根が勢いよく廻った。
「咲き都ホテル」の駐車場にバイクを止め、歩いて先端まで行く。
人の手の加わらない原始の風景と、水平線。綺麗だー!
展望台脇には聴音所跡が残る。長崎には旧日本軍戦争遺跡が多い。
展望台に登ると水平線が広がった。
北緯33度線。九州には佐多岬の31度線、綾町・阿久根付近に32度線。そしてここの33度線がある。
青い海。水が澄んで潮騒がそよぐ。
遠く東シナ海。ここに来て良かったと思った。
長崎方面の遠望。夏雲が残り少ない夏の空を駆け上がる。
ちょっと寄り道のつもりが長居してしました。さらば崎戸。
本日のメインの目的地は、西海橋を渡ったところにある「針尾送信所」だ。
新西海橋の向こうに3本の塔がそびえている。
Wikipediaより
針尾送信所(はりおそうしんじょ)は、長崎県佐世保市の針尾島にある海上保安庁の無線送信所である。
敷地内にある巨大な3本のコンクリート製の電波塔、針尾無線塔は大正時代より建つ自立式電波塔としては高さ・古さともに日本一である。「旧佐世保無線電信所(針尾送信所)施設」の名称で国の重要文化財に指定されている。電波塔の高さは、1号及び2号塔が135m、3号塔が137mで、基部の直径は約12m、厚さは76cm。3本の配置は約300m間隔の正三角形となっている。
日本海軍佐世保鎮守府隷下の無線送信所として、1918年(大正7年)11月に着工、1922年(大正11年)に完成した。総工費は当時で155万円という。竣工日は1号電波塔から順に4月30日、5月30日、7月31日。
太平洋戦争開戦の暗号「ニイタカヤマノボレ一二〇八」を送信した電波塔として広報されることが多いが、真相は如何ばかりか・・・
一般公開されている3号塔へ向かう。入り口ではボランティアの案内人がいて、「案内はいりませんか」と声をかけられた。
案内はご遠慮して、任意の料金箱に小銭を入れて100mほどの丘を登った。
それな聳え立つように天空に伸びている。人と比べると大きさが解るなぁ。
首が痛いほど上を向いても、一番先端部はほとんど見えない。
内部も見学出来た。明り取りに開けられた穴から明かりが差し込んで意外と上まで見えるもんだね!
まっすぐ空にピンと立つ。近代建築文化が浅い日本で、これだけの精度の建物を作った事に西洋人は驚いたらしい。
約90年前の大建築物に度肝を抜かれていた。空襲で壊されなくて良かったな!
大満足で西海市を後にした。大村湾を諫早方面へ南下。
東彼杵町から山越えで佐賀県鹿島市へ抜ける。
何気ない田園地帯の幹線道路。今月はよく走ったな!
2014年夏、完全燃焼!
佐賀市付近に来ると前方に怪しげな雲が広がった。大川市付近では雨がぽつりぽつりと・・・。
静かにクールダウン。柳川市から有明海湾岸道路を行く。
変わった形の橋の橋梁。目に見える全ての風景がいとおしく感じる。
バイクに乗っていてよかった。
感傷的になれるし、一人旅が似合うし、旅している自分が一番自分らしい。
2014年秋はどうしょうか^^
思い出のシーンを沢山刻みたい!
end
走行距離390km