竹田ツーリング2014年5月17日
参加者:おにっち、だんご

熊本市⇒阿蘇市⇒波野村⇒阿蘇望橋⇒竹田市⇒丸福食堂⇒岡城祉
阿蘇神社⇒阿蘇中岳火口⇒南阿蘇村⇒熊本市
走行距離240km



5月17日朝、おにっちに自宅まで来てもらって9時半過ぎ、遅めのツーリングは出発した。当日朝まで行く先も決めておらず、「新緑が見たい」と言うおにっちの意見で阿蘇方面へ進んだ。国道57号線をひた走り阿蘇の市街地を通過。先年の集中豪雨で地形が変わってしまい今も工事が続く滝室坂を駆け上がる。

波の駅方面へ右折し、県道・農道を抜け「阿蘇望橋」へ。ここは過去に一度紹介した事もあるが、珍しい屋根付の橋で、映画「マディソン郡の橋」に似ている事から知る人ぞ知る観光スポットなのだ。


都会の喧騒を離れた涼しい高原には、鳥の楽しそうなさえずりが響き雰囲気が良い。


実際の橋はかなり大きな木を使った頑丈な作りで、映画の橋より立派に見える。辺鄙な農道に何故こんな立派な橋を造ったのだろう・・・。しかしここは抜け道なのか観光バスがかなりのスピードで頻繁に通り、のどかな風景が一瞬殺伐としたものに変わる><「少しスピード落として、橋を見て行って」って言いたいよ!


大分県に入り、荻町ののどかな高原道路を快走する。竹田市へ向かい昼食をとった。ここも前回と同じコースになってしまったが「丸福食堂」へ。過去に大分B級グルメNO.1に輝いたというお店は午後一時近くでも待ちの状態。

前回はとり天を食べたので今回は竜田揚げの唐揚げを注文した。外はカリっと、中はジューシーでホクホク。鳥の風味が効いた一品だ。お味噌汁まで鶏肉が入ってて鳥三昧!お腹も満たされたところで、「岡城祉」へ向かった。


ここに来たのは20年ぶり位だろうか、入場券を買うとおしゃれな巻物の地図としおりになった入場手形が渡された。

今日一番に照りつけてきた日差しを浴びながら大手門に続く坂道を上る。汗が噴き出して暑い><;

大手門から入ってすぐ左手が西の丸で、一段高い台地に上った。

するとその先にもう一段高いところがありそちらが西の丸跡らしい。

野球でも出来そうな広い台地ですでに夏草が茂り初めていた。踵を返し東西に長いお城の東へ向かう。左手には桜の馬場と、朱印倉跡など見どころが点在している。桜の時期は綺麗だったろうな・・・。


近戸門跡は、岡城祉の写真で必ず出てくる一番の撮影スポットだ。三段に連なる石垣が見事だね^^

二の丸へ向かう。遠くに九重連山が見渡せ、直下は断崖の石垣が続く。足が竦むぜ(^^;

 
小学校などでよく歌われる「荒城の月」のモデルとなった岡城。その作曲をした「滝廉太郎」の銅像が建つ。廉太郎がこの曲を作ったのは21歳の時だったと言う。二十歳そこらでこんな渋い歌が作れるんだね!

いよいよ本丸へ向かう。

二の丸から階段を数段上ると思ったより広い空間が開けていた。そこに建物は残っておらず、東端に「岡城天満神社」がポツンとあった。

南に目を向けると祖母・傾の山系が広がり眼下には深く谷が刻まれている。

汗ばんだ体に風が心地よく、たばこを吹かしてのんびり昼寝でもしたいところだ。

ここに本丸があった時はどんな風景だっただろうか。城下からは小高い岡の上の城が見渡せただろう。

そんな栄華を誇った時代を想像しながら帰りの道を行く。駐車場でのどを潤すとバイクに跨った。古い街並みと風情が残る竹田市街地を抜けながら昔の面影を探していた。

旅は続く。阿蘇まで戻り阿蘇神社へ向かう。目的地は阿蘇神社では無く、その横の門前町にある金物屋だった。

ここには古いアルミやブリキ、ホーロー商品や、昔のキャラクター物の食品器具などが置かれている。実は数日前のローカル深夜番組でこの金物屋が紹介され、行ってみたいとだんごがリクエストしたのだ。

この門前町は「水基」と言われる湧水が豊富なところで、いたるところに湧水が湧きだしている。

のどを潤わせながら金物屋に向かった。あるある!足の踏み場も無いぐらい色んな商品が置かれていた。だんごが目に付いたのはアルミの弁当箱とホーローのやかん。他にも丸い水筒や、ブリキのバケツ、塵取りなどあったが給料前の金欠の身。目の保養だけで店を後にした。

今日一日観光客気分を満喫していたが、最後の締めくくりに阿蘇中岳火口まで走った。標高が上がると空気がひんやりとしてくる。人影もまばらな火口入口駐車場にバイクを止めコーヒーブレイク。

今日は当てもなく行き当たりばったりの旅だったが、なかなか満喫出来る旅だった。最後に物足りなかったワインディングロードも、阿蘇登山道とこれから通る南阿蘇グリーンロードでお腹いっぱいに楽しめるだろう。

阿蘇登山道吉田線から見下ろす南阿蘇の平野には、もう水が貼られた田園が見え夕日がキラキラ輝いてた。焼けたロードと初夏の匂いが少し疲れた身体に心地よかった。


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