2013年真夏のロード!九州最東端ツーリングin鶴御崎
 夏恒例(だんごだけ^^)、真夏のロングツーリングが始動した。
今年の夏は、九州最東端の岬「鶴御崎」(つるみざき)を目指す。昔ながらの港町と、岬から見る雄大な太平洋の水平線が美しい場所なのだ。

 朝5時。明け方から振り出した雨が地面を濡らしている。普段なら中止にするところだが、目的地周辺の天気予報は悪くない。しかも年に一度の真夏の道(ロード)。
「行くしかないでしょう」!

 小雨を突いて、待ち合わせ場所へ向かった。
 待ち合わせ場所に定刻通り付くと、すでにアギト君の姿が。「寝坊しそうでやばかったです」とアギト君。そしてすぐにろくさんも到着した。ろくさんは最近買ったBMWを初お披露目!いいなあ〜

 ニケさんは!?

「さっき起きて、今から向かうそうです」

 かなりの確立で今日も遅刻><;うぅ・・・残念!!

 ニケさんを待つ間も時より雨が強まる。最初からカッパを着たほうが良さそうだ。

 40分遅れでニケさんが到着した。今日はこの4人で頑張って行きましょう^^

 益城町から阿蘇方面へ。国道57号線を大分方面へ向かう。時より雨が強まり、西原村から先は完全なウエット路面だ。

 立野の2車線で信号停止。すると右車線にだんごとアギト君。左車線にはニケさんとろくさんが4台綺麗に並んだ。

「ん、この隊列は・・・シグナルGPでしょう」!?

 みんな気配を察しアクセルを煽る。信号「青」と共に猛然とダッシュした!!

 だんごの出だしは良かった、しかし伸びない。ろくさんが650CCのパワーに物言わせ、ぶち抜いて行く。それをアギト君が僅差で追う。そしてだんごとニケさんはどんぐりの背比べで思わず苦笑い^^;モアパワー〜!

 阿蘇市街を抜け滝室坂を越える。波野の道の駅で初めての休憩だ。雨が降り続いているが東の空は明るい。

 竹田市を抜け、清川町まで来ると完全に雨も止み路面もドライだ。カッパを脱ごう!

 ろくさんのニューマシンGS650、ニケさんのスーパーシェルパ、アギト君のWR250Rとオフ色が強くなり、旧車ロードの銀ゴキは寂しいです><

 ここまでの走行距離は100km。この先は雨を気にせず走りを楽しもう♪

 国道10号線を佐伯まで南下して給油。自宅からここまで150km。燃費は24km/L。思ったほど延びないなぁ><

 この先はいよいよ今日のハイライト「日豊海岸国定公園」だ。

 「番匠川」を渡り左折、海岸線を行く。古い港町や漁港が続き、海も手が届くほど近くにある。ワインディングが続き、景色とライディングを楽しみながらバイクを走らせた。

 いい感じで走りこんだころ、「つるみ農水産直売所」で一休み。時間は早いけどこの地方の名物「あつ飯」を食べていく事になり11時の開店を待つ。

 アギト君はバイクのセッティング余念が無い^^

 「鶴見食賓館」一番人気の「あつ飯」を食らう!熱いご飯の上に、特性のタレに浸け込んだブリの切り身がぎっちり乗っている。味ももちろんの事、500円と言う価格も嬉しいね^^

 お腹も満たしたところでさらに東へ!
 何度目かの港町を離れ、岬へ向け小高い丘を駆け上がって行く。時刻は丁度正午、熊本市内から180km九州最東端「鶴御崎」に到着した。

 ここから最東端は100数十メートル歩いたところにある。日差しは少ないが、風も無くじっとりした湿気で汗ばんで来た。

 灯台下は戦時中の砲台跡。昭和の遺産は今では風化し何時かは朽ち果ててしまうのだろう。
 獣道のような階段を下りると先端が「九州最東端の地」だ。朽ち果てそうな記念碑がロープで固定されていた。

 「やっと着いたぜ」^^

 遠く正面に四国の山々が見える。もう少し天気が良いと尚いいのだが・・・。
 それでも足元の太平洋は青くどこまでもブルーだ!
 蒲江方面は風が無いせいか、蒸発した海水が漂う。
 最東端なのに雰囲気は最南端に近い。ここは九州、南国なのだ。

 豊後灘を挟んで遠くに四国が見える。この風景をまぶたに焼き付けて帰ろう。
 「男の港 発祥の地」で男を上げたか??我ら4人衆^^

 駐車場に戻るとアギト君がやんちゃぶりを発揮!ウイリーやジャックナイフで遊ぶ^^ しかしカメラマンのだんごがヘタクソでちゃんと撮れた写真が無かった><;

 さてそろそろ先を急ごう!次は蒲江に向かい、高速(無料区間)で延岡まで距離を稼ごう。

 のどかな港町沿いの道が続き、みんなに睡魔が襲う。朝早かったからね・・・。

 蒲江の道の駅で大休憩。ニケさんがヤバイ><イブタイムで復活を願おう。

 だんごはクールダウンに蒲江みかんのソフトクリームを頬張る。あっさりして美味しかったなぁ^^

 蒲江の道の駅を出ると、蒲江ICから高速の無料区間を使い一気に延岡へ。真新しい作りかけの高速を南下する。宮崎県に入り日差しも明るくなってきた。

 無料区間の延岡南ICまで行き、国道10号線に復帰。さらに南へ!交通量が多くなり、車を掻き分けて日向を目指した。

 日向市を抜ける頃2度目の給油。佐伯から160km走って燃費は27km/L!過去最高を記録した^^

 スタンドを出るときニケさんが不安そうに近づいた。

「どこまで行くんですか」??

「この次の町の都農まで、後30分だよ」

 都農に来た目的はただ一つ、「新田うなぎ」でうなぎを食べる為に、蒲江から100km以上南下したのだった^^

 16時過ぎの店内は貸切状態で、我ら4人は宮崎県産のうなぎを堪能した^^炭火で焼かれたうなぎは香ばしく、歯ごたえもある。「美味いね」♪

 お腹を満たすとここでUターン。日向市まで10号線を北上する。渋滞に悩まされ、耳川沿いの県道に逃げ込んだ。川を遡る形で椎葉村方面へ進む。

 交通量の少ない国道を快走し、平家の落ち人伝説の残る椎葉村へ入った。

 時刻は19時を廻った。自宅まで100km弱、約2時間の行程だ。涼しい山間部のくつろぐ。

 「今日は良く走ったね」!

 皆の顔にも疲労が浮かぶ。もちろん病み上がりのだんごも疲れを感じていた。でもこれが真夏の道(ロード)。年に一度のハードランだ。

 最後のパート、

 「安全運転で行こう」

 ヘッドライトが夜道を照らし、生ぬるい風が頬を撫でた。

記録

益城発:7時

道の駅「清川」:9時・・・100km

佐伯市:10時・・・150km(累積)燃費24km/L

つるみ(昼食):11時〜11時半

鶴御崎:12時・・・180km(累積)

道の駅「蒲江」:13時45分

日向市:16時半・・・310km(累積)燃費27km/L

新田うなぎ:17時〜17時40分

椎葉村:19時

山都町:20時半

自宅着:21時半・・・480km(累積)

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