南阿蘇から九州山地へ5峠を行く!
〜地蔵峠〜高森峠〜国見峠〜峰越峠〜二本杉峠〜

5月4日。急に時間が空いたので、ふらっとバイクに跨った。
当ても無く走る。益城から南阿蘇へ。最初の峠標高1100mの「地蔵峠」は登山者が多く、そのまま通過。
南阿蘇村に降り立ち、観光客で賑わう国道沿いのコンビニで一服だ。
今日はバイクも多いな。

高森町へ向かい、そのまま高森峠へ行く。
トンネルで味気の無い国道を避けて、旧「高森峠」へ。
標高870m。人っ子一人居ない静かな空間だ。

路面は荒れ果てて、たまに来るのは登山者ぐらいか?

国道265号線に復帰し、県境の馬見原へ向かう。
馬見原から宮崎県に入り椎葉村方面へ行くと、綺麗な渓流が道路沿いに流れている。
今日は少し肌寒い。余り山奥はと思いつつもハンドルは旧「国見峠」へ向かう。

石ころ、落葉、コケ・・・あやゆる障害物が行く手を阻む。いずれは風化してしまう道なんだろう。
これでもかこれでもかというほどカーブを切り返し、ようやく標高1178mの峠にたどり着いた。

朽ち果てた看板が物悲しい。
峠は思いのほか広く、こんなところだんごはすきだな^^
一人ぼっちの空間を堪能して、椎葉方面へ峠を降りた。

国道に復帰し、谷沿いの道を平家の落人の里椎葉村へ。日差しが差し込むと少し暖かい^^

椎葉村をやり過ごし、日向神ダムへ向かう。
満面の水を湛えるダム湖に女神像が建てられていた。

このダムの建設工事で犠牲になった105名の霊を慰めるためのものだと言う。

そんなに犠牲者まで出してでも必要なのだろうか・・・。

さらに九州山地の核心部へ向かう。その前に尾前渓谷でちょっと一服。
広い河原へ降りようとしたが、ロードバイクで無理は禁物!

歩いて水辺まで行き写真だけ撮る。ここでキャンプでもしたいなあ・・・。

フネで釣りなんてのも良さそう!
さあ、いよいよ今日のメイン!九州の車が通り抜け出来る峠でもっとも標高の高い「峰越峠」1480mへ向かう。
九十九折をひたすら駆け上ると、九州山地の稜線がもう近い。

そして天空の別天地にたどり着いた!

阿蘇では沢山見かけたライダーも、ここには居ない。ここに来るのは限られた登山者だけだ。

この稜線の先には九州山地の雄「国見岳」1720mがある

遠くに繋がる九州山地の稜線と目線は同じ高さだ。
風景を満喫したところで峠を降りた。
振り返ると今までいた峠。雲のすぐそばに居たのだ。
グングン標高を下げて、五家荘の一つ新屋敷を越えると、最後の峠「二本杉峠」まで登りが続く。
標高1100m。過去に何度も来た峠で、五家荘の正面玄関だ。
ここからは熊本市方面の展望が見えるそうだが・・・
いつもガスってて見えた試しは無い><

でもって今日もこんな感じです><;

今日一日寒かったが美里町までくると気温が上がり、最後は少しだけぬくもりを感じて緑川河川敷まで来た。
駆け足だったが、沢山の峠を廻れて満足!
何故峠が好きかって・・・上りあり、下りあり、人生の縮図に思えるからだ。
どんなに辛い坂道でも登りきるととても良い展望と爽快感、達成感が待っている。でもそれで安心すると急降下谷底に落ちてしまうのだ。
そんなのぼりくだりを何度も繰り返して、より良い上り方・下り方、より楽な上り方・下り方を学んでいる。

ずっと峠にいればいいじゃないか!でもそれじゃ人は成長しない。なんか説教じみてきた><
ただ単に高いところが好きなのです^^
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