2012K4C_Round8 TDA第2戦モビリティおおむた観戦記

 青い空、白い雲、「ここは海ーッ」!なんて喜んでいる場合では無い><

モビリティおおむたの小高い観覧席から西を見ると有明海に蟻のように船が浮かび、のどかな週末の風景が漂う。

 しかし、暑い。灼熱の太陽が大地を焦がし、海から運ぶ生ぬるい風がじっとりと頬を拭い、汗が滴り落ちてくる。

 視線を東眼下に落とすと、けたたましいエキゾーストノートと砂埃を上げ、猛スピードで四駆が駆け抜ける。もう一つの暑い男達の戦いが始まっているのだ。

 我らK4Cは、TDA第2戦を観戦にやってきた。ニケさん、中JI、ハナさん、ろくさん、セブン君と私の6名と、鹿児島からしんいちさんもはるばるやって来られた。

 昨年総合優勝の後藤選手と、今年からエスクードにスイッチした第1戦ウイナーの川添選手の同門・同車種対決の第2ラウンドだ!見逃せないでしょう^^

 今回から660cc〜1600ccまでとディーゼルエンジン車種がリミテッドクラスとなり、ガソリン1600cc以上が無差別級と言うアンリミテッドクラスの2階級となったTDA。

 川添選手はリミテッドクラスにもパジェロミニで参戦するダブルエントリーで2階級を制したいと鼻息が荒い!

 今回は後藤選手に勝って貰い、最終戦までバトルを引きずりたいWESTWIN監督の島選手の思惑をよそに、仕上がりの良い完熟走行と予選の走りだった。

 車の仕上がりが良いのでは無いのかも知れない。単に川添選手が乗れているのだろう。彼を倒すのは容易ではなさそうだが、そこはレース。どんな魔物が潜んでいるかはフタを明けてみないと解らないのだ。

 リミテッドクラスは12台のエントリー。見た目の速さではパジェロジュニアが最速だったが、ここで最初の魔物が顔をだした。

 あろうことかパジェロジュニアはフライングスタートで脱落!おおかたの予想をよそにパジェロのお兄さんディーゼルの中村選手が制した。

 川添選手も小さなミニを前に前に進め、2位表彰台を射止めた。優勝は叶わなかったが、車のパフォーマンスを考えると喜べる結果だと思う^^

 お待ちかねのアンリミテッドクラスがスタートし、早速エスクード対決がスタートした。ここでも川添選手は前戦同様スムーズな走りでタイムを削る。対してラインがばらつきドタバタ走行の後藤選手。

 川添選手が僅差で勝ちあがり、後藤選手は敗者復活戦へ廻る。

 それでもさすが前年チャンピオン。敗者復活戦を勝ち上がり決勝戦で再度エスクード対決が見れる事になった。

 応援している我らからするとお膳立ては整った訳だ。

 川添選手にはどんな秘策があるのだろうか?車は互角。(細かい改造の違いはあるかも)波に乗っているのは川添選手。長く乗りなれているのは後藤選手。

 我らはその対決を固唾を呑んで見守った。

 前戦のスムーズさに加え、迫力ある走りと言うか気迫ある走りというか一段ギアが上がったような川添選手。

 それと比べ気持ちが空回りしているような後藤選手。1走目はほぼ互角だったが後攻の2走目で最後の魔物が牙をむいた。

 パイロンタッチし、ギヤを壊し失速する後藤選手。万事休す・・・。

 第2戦も川添選手が征し、よほどの事が無い限りほとんどチャンピオンシップの大手をかけた。

 島監督の目論見は狂った訳だ(^^;

 この川添選手の勢いを誰が止めるのだろうか。

 ハンガーの代表が言われた、「WESTWINを止めたい」の言葉が印象的だった。ストップ・ザ・WESTWIN!!

 後藤選手もこのまま黙ってはいないだろうし、WESTWINを止めるのは容易ではないはず。

 ますます盛り上がるTDA。目が離せないね!K4Cから誰か出ないかな^^

 ともかく皆さん、お疲れ様でした(^^/

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