K4C Round13オフロードミーティングin三方山林道part2

 Part1からの続き
 
 ともかく一度下ろした荷物を車に積み込んだ。来た道を戻り、温迫峠付近で適当な幕営地を探すよう、機動力のあるバイク隊に先発で林道を遡ってもらった。車隊も後を追う。

 日暮れ前にテントを設営したい。お尻に火がついたように先を急ぐ。行きに難儀した水流でえぐれた箇所も一気に走破し、温迫峠に戻って来た。
 バイク隊の二ケさんとアギト君は両手で丸を作っている。どうやら良い場所を見つけてくれたようだ。偵察ご苦労さま^^

 二人の案内で支線の林道を2キロほど遡り、道路脇の広場に落ち着いた。やれやれ、お疲れ様。
行き止まりの支線林道 車通りは無い

 細長い広場にタープとテントを4張り設営し、焚き木を集める。二ケさんは今日一番の活躍で野菜切りに没頭している。
 
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 とりあえずビールで乾杯し、炭を起こし恒例のバーベキュー開始だ。食事後帰宅予定のJB23君はビールが飲めず残念そう。
JB23君が帰って行く。お化けに気をつけて^^

 いつもは静かなピエールが酔って饒舌になり、星の瞬く高地の夜は更けて行った。
おやすみなさい
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 夜半過ぎからやかましく鹿が泣いている。「キーン」とか「キューン」とか…。うつらうつらするが、そのたびに目が覚める。

 何度目かに起こされた時、外が薄明るい。時間は朝5時。「そろそろ起きるか」。ぼんやり林道を散歩して、人吉盆地を眺めているうちみんな起きだしてきた。
 ゆっくり朝食を採り、後片付けを始める。
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 今日は2日目参加の茜色セブン君と合流して、上椎葉村の長尾谷林道(5km)と三方山林道(14.4km)を経由して、九州一長い「椎矢林道」を峠越えし、熊本に帰る予定だ。
 
 朝食を終えると、テント・タープの撤収。みんななれた手付きで淡々と進める。茜色セブン君との待ち合わせは、「あさぎり駅」に9時。準備が出来たら「さぁ!出発だ」。
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 温迫峠からあさぎり町に急降下し、奥球磨の田園地帯を行く。車窓から彼岸花が覗き、「秋だね」。
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 9時を少し廻ってあさぎり駅に到着した。茜色セブン君は到着済みで、しばし車談義、バイク談義に華が咲く。
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 だんごは隙を見つけて、球磨川鉄道の写真を撮る^^
 
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 さあそろそろ行きますか!まずは球磨川上流の市房ダムを目指す。
 国道219号線を湯前町まで行き、388号線に左折。市房ダムを見ながら湯山峠へ向かう。長い上り坂にアギト君のバイクは辛そうだ。
 265号線の分岐で休憩しようと車を止め降りようとドアノブを引くと、「バキ」と言う音と共にバネが転がってきた!なんと樹脂部品が割れ、ドアの解除が利かない><窓を全開にして、外から開けた。
四駆とバイクにクーペまで加わり、ますますヘンテコチーム^^
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 飯星峠を越え、いよいよ今日の第一ステージ長尾谷林道へ入って行く。が!なんと台風による崩壊で全面通行止め><;変更を余儀なくされ、長尾谷林道をあきらめ、別ルートから三方山林道を目指す。
 林道入り口で合流先を確認し、茜色セブン君分かれた。いよいよ林道だ。夢中で走り、写真を撮る間も無く林道を完走。舗装路に出て、椎葉村尾前の合流地点へ目指す。ところが!!
いきなりこんな壁が・・・
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 ここはどうあがいても無理><もう一度林道を戻ろう。
車一台分の道 Uターンも困難だ
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また林道を走れるのは、それはそれでおいしいけどね^^
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 迂回路を抜け、ルートに復帰した。次はセブン君との待ち合わせ場所に急ごう!
ピエールも新車のXトレイルで容赦なく走る!やるね!!
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 椎葉ダムの周辺路に沿って、昨年のオフ会でキャンプした椎矢林道入り口のキャンプ場へ向かう。
不気味なほど青い水
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 途中茜色セブン君と無事合流し、さらに尾前川を遡る。
さすがにセブンで林道走行は無理だね
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 右手には尾前川。美しい川だけど、魚影は殆ど無い。
ヤマメ釣りに何度かチャレンジしたが、いつもボウズ><
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 午後1時、キャンプ場に無事到着!「さてお昼ご飯にしょう」
この先、椎矢林道が待っている!
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みんな頼もしい相棒だ
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 茜色セブン君は自家製のアルコールランプでお湯を沸かす。これがその後の悲劇を生む事になるとは・・・。
 
アギト君もうまそうに食べてるね^^
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 食事が終わり、後片付け中に事件は起きた。それはあまりにも無意味で軽率な事だったろう。
 それをここで書くには情けないし、我らK4Cのメンツにもかかわる惨事だから内容は割愛するが、とにかくテンションが最低に落ちた事は間違いない。
 一人の大人として、アウトドアマンとして責任ある行動をとらなければいけないと痛感した。楽しみにしていた椎矢林道は大事をとってキャンセルし、無難な国道を大回りして帰路についた。
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 道の駅「清和」で最後の休憩をとった。みんなお疲れ様。
 
ここまで走ってくれた愛車たち
 
 汚れてドロドロだ。後1時間、無事に俺たちを運んでくれ。 
 
 皆と別れ、自宅は程近い。名残惜しいように車を走らせた。
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 ハプニング満載のK4Cオフロードミーティングは終了した。
 だんごも一回り成長して、みんなとまた旅に出たい。道が続く限り、「此処じゃない何処かへ」。
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