’11 K4C Round9 プチオフin椎矢林道 椎矢林道「広河原」にて |
久しぶりのオフロードオフ会に、九州一長い林道「椎矢林道」に向かった。 この林道は全未舗装区間38kmを誇り、九州のみならず日本全国から沢山のオフローダーが詰め掛けた九州のオフロードメッカだったが、2005年9月の台風14号によりあちこちで大規模な土砂崩れ、崩壊で寸断され、6年経った今でも前面開通出来ていないのはとても残念な事なのだ。 今年春より国見岳登山口(林道のほぼ中間)まで通れるようになったと聞き、唯一の水遊びスポット「広河原」で我らのオフ会をする事になった。 当日、待ち合わせ場所へ向かう。良く似た名前の店をだんごと、ニケさんで勘違いしてお互い待ちぼうけと言うアクシデントに遭遇しつつ、何とか落ち合い、ジジと銀FISに乗り込む。 今回の参加は、初林道のロクさん、同じく初参加&初林道のYaさんとYiさん、ピエールとニケさんとだんごの6名だ!! 国道218号線を山都町まで走り、平家の落人伝説が残る秘境内大臣へ向かう。 内大臣の入り口「内大臣橋」 内大臣橋は、水面よりの高さは86メートル。目もくらむほどの高さだ><; 高所恐怖症じゃなくても足が竦む ここからほんの200〜300m行くと、椎矢林道の始まりだ。椎矢とは宮崎県の椎葉村と熊本県旧矢部町(現山都町)を結ぶ事から名付けられた。峠の標高は1460mで、数年前の厳冬期にだんごの車外温度計はマイナス12度を観測した九州でも指折りの涼しい場所だ。 ゆっくりと林道を行く。最初はフラットで傾斜も少なく軽快に進む。一度内大臣川を右岸に渡り、水力発電所前で左岸に移る。この辺りから傾斜もきつくなる。林業が盛んだった頃、ここには集落があり3000人ほどの人が暮らしていたらしいが、今はその面影もない。 さらに右岸に移り、ヘアピンカーブを左、右といなす。分岐を右に取り石灰岩の多い山の斜面を走る。自然林が増え、風も心地良い。 そしてぽっかりと広い空間に飛び出す。ここが「広河原」だ。 増水の影響か、河原がVの字に削られていた。 「広ーい」、「涼しい」、「気持ちいい〜」♪早速川に足を浸け涼を入れる。ホント最高だね! 一息つくと、ニケさんが焼きそばを作り、だんごもバーベキュウの準備をする。 カップ麺の準備もしたが、焼きそばと肉でお腹一杯。一息つくとニケさんが飯ごうで米を炊いた。 林道を四駆やオフロードバイクが駆け抜けて行く。その内見慣れたバイクが通った。「あれアギト君じゃ」? 一旦通り過ぎ、戻ってきた。「やっぱりアギト君だ」! 「いやー偶然だね」 「見覚えのある車だと思いましたよ」!! バイクを降りると、「どうぞどうぞご飯を」と勧める^^ とりあえず、はいポーズ だんごはバイクを貸してもらって、思わぬところで久しぶりの林道走行を堪能した。ありがとう!! 一息つくとアギト君は「行けるところまで行ってきます」とバイクを走らせた。「安全運転で」! 大自然のど真ん中でまったりとくつろぐ。至福の時だね^^ 「さあ、俺たちも旅を続けよう」 車に荷物を詰め込み、我らも行けるところまで行こう! さらに傾斜が増し、路面も荒れている。川から離れ標高1000m以上の崖っぷちを行く。そして第一の難所が現れた。車一台分残しがけ崩れしている。左下は谷だ。右一杯寄れるように石や木をどかし何とかクリアした。 ドライバー以外は降りて誘導する。 やれやれと思ったのも束の間、100mも行かぬ間に次はもっと派手な土砂崩れ現場が現れた><車半分くらいのスペース。砂利に乗り上げながらなら行けない事もないが、この先はどうなんだろう。 バイクなら余裕だね。 土砂の上は鉄砲水が流れた跡 車を置いて、歩いて様子を見る。案の定と言うか、すぐに前面崩れた現場があった。 ここは無理だろう・・・>< 土砂崩れの中に激しい水流! これ以上は無理だ。われらの旅も終わった。車まで引き変えそう。 彼女達にとっては初めてだらけの旅。大自然のど真ん中で何を感じたのだろう。 山の日暮れは早い。 楽しい時間は、あっと言う間に過ぎ下界へ降りていった。皆さんお疲れ様です。 次の旅を心待ちにして、初夏の一日は終わった。 |