祝!納車 菊池〜人吉大規模林道でカップ麺を食べる旅
会社の同僚であり、登山・釣りなどアウトドア仲間の「Nじい」さんが現行エスクードを購入された。
世間ではエコカー減税、ハイブリッドカーなどエコ志向が強まり、この時期あえてクロカン四駆を選択するのはちょっとした決意がいることだ。
かねてから思案し、数ある四駆からエスクードを選ばれた事に喝采を贈りたい!高い買い物だけに、おいそれと買いなさいとは言えないが(言ってたが^^)、購入されたとなれば我らエスヲタは正しいエスク道と、楽しいアウトドアライフへのいざないのバックアップは惜しまないのだ!!
と言う事で、3月7日日曜日今年初のオフ会を開催した♪生憎の雨と、急な決定でプチオフとなってます(^^;
午前9時、某スーパーの駐車場に到着すると既にNじいさんのエスクードが止まっていた。
早速2ショット写真(縦長のジジと、横広のTDA4W)
しばし3型エスクードを眺める(*^^*)
新車はええのぉ!
センターコンソールの上には、今朝取り付けたばかりと言うポータブルナビが鎮座しており、あーだこーだ触ってると、まぐろ部長が到着した。ジジにまぐろ部長の荷物を載せかえる頃、茜色セブンのH君も到着した。本日はこの4名でのオフだ。
雨こそ降っていないが、肌寒い><早速行きますか!ジジにまぐろ部長、TDA4WにH君が同乗し、九州山地へ向け出発!!
ニケさんの2代目があれば3世代揃い踏みだったが、それは次回のお楽しみとして、まずは甲佐町の某スーパーで昼食の買出しを済ませ、いつもの国道445号線を二本杉峠へ向かった。
先月の京丈山登山時の雪がうそのように消え去り、標高1000m以上の峠にも雪は影も形も無い。林道と雪道を懸念されたNじいさん、良かったね〜^^
七郎次水源で水を確保!
葉木(はき)、椎原(しいばる)、久連子(くれこ)と進み、前回MM君と立ち寄った久連子鳥がいる保存館で休憩だ。
霧雨が降り、気温も低い><
ここから大規模林道の菊池〜人吉線へと標高を上げて行く。道幅は広くなるが連日の雨で、土砂崩れが頻繁に現れる。いくつもの小さな石ころを避け、高度を上げて行くと目の前に見たことも無いような大岩が道を塞いでいる(・・;
幅の狭いジジならまだしも、TDA4Wと同じ位の幅がある大岩だ!
何時崩れるかも解らない崖と岩の間をすり抜ける(汗・汗
デンジャラスだなぁ・・・。
無事通過し、ホッと一息
さらに高度を上げると!・・・!?鹿が道端に横たわっていた。上は急斜面の崖で、きっと上から足を踏み外して落下したのだろう・・・。さすがに写真をは撮れず、そのまま通過した。
ここからが標高1200〜1400m区間のスカイラインで、この道一番のハイライトだが、雨と霧><展望も何も見えず残念!
昼を廻っていたので雨宿り出来る白蔵峠(しろぞうとうげ)の東屋を目指した。
標高1140mの白蔵峠
人っ子一人通らない東屋に陣取り、早速昼食の仕度だ。さすがに焚火は出来ないので、ガソリンバーナーで楽々湯を沸そう^^
フードファイターまぐろ部長は、やきそば増量を一度に2個平らげる。NじいさんとH君も寒さに震えながらカップ麺をすする。なんとストイックだろう。家でぬくぬくと過ごせば、土砂崩れの危険や雨に打たれたり、寒い思いもしないだろう。だけどそれではなんの為に生きているのだろうか?
外には危険が潜んでいるからと一歩も家を出ないようにしていても、地震や火事で命を落すかも知れない。ならば最善の努力と安全に気を使い、楽しい事をたくさんやろうじゃないか!!好きな事をやってどれだけ努力してもいい結果が出ない時もあるだろう。だけど諦めてしまう後悔より、やって失敗した後悔のほうがまだ納得出きるってもんだ♪
大活躍のやかんと、道端にはふきのとうが芽をだす(春だね)
ひとしきり高地と食欲を満たし、去りがたい思いを断ち切りつつ「子守唄の里 五木」に向け山を下った。
余り遠出をしないNじいさんも、段々走りになれてきたのか、遅れずついて来る。ほどなく道の駅「五木」に到着した。
ダム問題で揺れる五木代替地は、真新しい家が立ち並び味気ない
九十九折の山道続きに酔い気味のまぐろ部長。復活を待って、次は小鶴(こずる)の大滝を目指した。
白滝から右折し、道が左へ大きくカーブする手前に「大滝」の案内板を見て駐車した。階段を下り渓谷沿いの道を歩く。
「大滝まで680m」の看板に心折れそうになるが、美しい森林と渓谷を眺めながらボチボチ行こう^^
苔むした渓谷は良いトレッキングコースだ
雨のせいか道が川となりすべりつつも、苔むした自然の庭園に心が弾む♪ポーカーフェイスのNじいさんは、喜怒哀楽の表情を殆ど見せないので、鼻から吹きだすタバコの煙の量を、楽しさの判断材料としていた。煙が猛烈な勢いで真っ直ぐ出てくるときは興奮=楽しいと判断し、チョボチョボと力なく吹きだす時は、テンション低い=面白くないとなるのだ。
しかしこの大自然と森、この中で咥えタバコで歩くわけもいかず、楽しいのか楽しくないのか判断が出来ない><
そして目の前に鮮烈な勢いの滝
心無い汚れた者達を、この滝で洗い清めてやりたいほど、清らかで美しい。この自然の造型に勝るものは無く、ただ我々はポカーンと口を開けて見守るしかないのだ。
大木の先端にまで苔が延びる
何とも心地よい空間だろう。またしても去りがたい気持ちを振り切り、滝を後にした。
新しい世代のエスクード、楽しみを繋いでくれ!
一日中雨に祟られたが、大自然の懐に抱かれ大いに満喫した四人だった。人の感性はそれぞれ違うが、美しいもの、素晴らしいものを見た時に素直にそう思える心が嬉しい。例え表現がヘタでもいい、自分から見に行きたい、探したい、アンテナを伸ばそうと言う意識が芽生えれば、人生も豊かになるだろう。
ジジとは基本的にラストランとなった今回の旅。Nじいさんにはもっと色んなところを見せてやりたかったが、だんごもまだ終わりではない。ニケさんとエスヲタを繋げて欲しいし、エスクード乗りに限らずまぐろ部長や、H君は充分自然の良さを解っているので安心している。
クロカンはしばらくお預けだが、アウトドアライフは終わらない〜もっと荒野へ〜