140803 K4C Round8 2014年真夏のロード鹿児島キャンプツーリング2nd Day
風が吹き付けている。
開聞岳の方角からゴウゴウとうなりをあげ、裾野のキャンプ場に吹き付けてきた。
テントがギシギシ揺れる。
一旦風が止み静寂が訪れるが、しばらくするとまたゴウゴウと風が吹いてくる。
時計を見ると朝5時少し前だった。周囲には明かりが漏れていて、二度寝するには気になりすぎる音と風だ。
ゴソゴソとテントから這い出す。
奇跡的にキャンプ場では雨に降られなかった。K4Cみんなの日頃の行いがよいのかな^^
しばらくすると皆がテントから這い出してきた。
眠気眼で朝食をとり、テントの撤収を行う。
今日は天気が少し回復している。
真夏の日差し浴びれるかな・・・^^
バイク3台と車2台の六人衆は、2日目最初の訪問地「JR西大山駅」へ向かった。
初参加のカズマ君 ビックスクーターでよくぞここまで!
西大山駅はJR日本最南端の駅。すでに観光客が数人いた。
運よく列車がホームに滑り込み、最果ての旅情に深みをくれた。
またくるよ!
ここでフクさんは行きと同様一人旅で別れた。「安全運転で」^^
残った皆は開聞岳の南山麓を迂回するトンネルへ向かった。
そこは狭く、真っ暗なトンネルだ。舗装も荒れてダートに近い。
時より明かり取りに明けられた上部の空間から延びた草が垂れ下がり雰囲気満点!
ぶきみで、写真も撮らず通過した。
国道226号線へ復帰し、枕崎市を目指す。海が見えてくると吹き付ける波が荒々しい。
ここでニケさんとピエールの二人とも別れ、いよいよ残りは3台のバイクのみ!
国道を西へ。吹き付ける波のしぶきが国道を覆い、薄く霧がかかったような道。
それでも少しづつ日が差してきた。「真夏の日差し、来い」!!
枕崎市内を通過し、だんごが個人的に一番楽しみにしていた坊津へ。
この旅一番のワインディングを楽しみ、海岸線を一気に抜ける。
突然お誘いした「しんいちさん」との待ち合わせは11時に大浦町の「くじら館」。
野間崎まで行っていると間に合わない事が判明し、山間部の抜け道をエスケープし、最短距離で「くじら館」へ向かった。
しんいちさん、「お待たせしました」><;
予定より30分ほど遅れ、なんとかしんいちさんと合流でしました。
時間を割いて来て頂いた事に感謝!だんごも何度か鹿児島ツーリングの話をしていたので、ここでこうして約束を果たせた事が嬉しかった^^
ここからは4人でシーサイドランとしゃれ込みましょう♪
地元のしんいちさんの先導で吹上浜を目指す。
40数キロに渡る大砂丘の吹上浜。この旅の目的地としては3本の指に入る目玉だ。
雨や風もなんのその!
走りたいから走る。行きたいから行く。
出来れば最果てが良い。それ以上進めないと帰る口実が出来るから。
吹上浜に到着!とにもかくにも砂丘を見よう!
実はニケさんが先回りしていた!(なんてウソ^^)
見渡す限りの大砂丘
こんな事もやりたくなっちゃうよね!ナイスアギト君^^
時刻は正午を廻り、昼食へ向かう。
串木野に近い国道270号線の海岸ロード。真夏の日差しが差し込んできた。
だんごは「チョー満足」と叫びながらアクセルを開けた。
しんいちさんの案内で海鮮料理を頂く。
刺身定食や海鮮丼をチョイスすると思いきや、皆「白身魚の南蛮揚げ」をチョイス!
ホクホクで美味しかったなぁ^^
旅路はまだ200km残している。それぞれの目的を持って始まった旅。
最後の終止符は自分のペースで走るのも良い。
そう思っただんごは、ここでアギト君とカズマ君と別れ、しんいちさんと国道3号線の合流まで向かう事にした。
アギト君、カズマ君、雨の中付き合ってくれてありがとう!お互い無事帰ろうぜ^^
しんいちさんと市来ICまで走り、ここで別れた。ありがとう御座いました!次は大隅半島行きましょう^^
薩摩川内まで高速無料区間を飛ばす。
混み合う川内市内をやり過ごし阿久根市へ。
国道3号線を北上する。
俺の西から日が差して、東に影が一緒に走る。
海水を含んだ生ぬるい風がシールド越しにほほを伝う。
2014年真夏のロード最終章。
身体は疲れている。それでも顔は笑っている。
まだ100kmも走れるよ!
空冷DOHC2気筒が奏でるパルスが心地よい。
これだから真夏のロードは止められない。
2014年夏、思い出のページに一つの旅が綴られた。
record
day1
kumamoto⇒izumi 100km
izumi⇒gamou 55km
gamou⇒thiran 73km
thiran⇒kaimon 32km
day2
kaimon⇒minamisatuma 95km
minamisatuma⇒sendai 52km
sendai⇒yatushiro 110km
yatushiro⇒kumamoto 48km
TOTAL 565km