阿蘇を登り尽くせ!往生岳〜杵島岳縦走

 4月24日(土)、先月の阿蘇高岳〜中岳に引き続き、春の往生岳〜杵島岳を縦走した。

大分のちょこたんさんと、そのご友人が山口から2名参加され、是非阿蘇に登りたいと言うリクエストに我らは中jiさんと茜色セブン君と3名で同行したのだ^^

 午前9時50分、約束の某コンビニに集合した。すでにちょこたんさんとチーム山口さんは到着されていた。遠路はるばるようこそ!挨拶もそこそこに阿蘇古坊中へ出発しましょう!!

下界は暖かいが、阿蘇山上の風は冷たい><

 想像以上の冷たい風が吹き付け体温を奪う。遮るものが無い阿蘇の草原は風が強い。そそくさと準備を済ませ早く歩いて身体を温めよう!車を1台駐車場に残し、2台で登山口近くへ移動。10時40分、登山開始だ!

向かって左が杵島岳、右が往生岳

 旧阿蘇スキー場脇から取り付く。しばらくは舗装された道をのんびり歩く。道路脇には平地で見かけるものとはひとまわり大きい土筆がいっぱいだ。

よく見ると可憐な春リンドウも咲いている

 階段登りが始まり、身体が温まってきた^^高度を増し展望もきれいだ♪

中岳火口から噴煙。有史以前から途絶えた事が無いと言う

 チーム山口からの2人は、早朝より高速を飛ばしてこられたが疲れも見せず元気だ。もちろんちょこたんさんも何時も通りだし、だいぶん慣れてきた中jiさんと一番若い茜色セブン君も快調に歩を進める。

 往生岳の分岐を右へ。標識は見えないが確かな踏み跡を進む。牛糞に注意しながら進むと!行き止まりになってしまった><だが悲観することは無い。目の前に雄大な火口跡が見えるじゃないか^^

ここが噴火していたのは何時なのだろうか・・・

 一旦分岐近くまで戻り(ゴメン)、火口縁の尾根を行く。この辺りはミヤマキリシマが繁るが、開花にはまだ早いようだ。

日が照ると暑い(^^;

 往生岳と杵島岳の鞍部で始めての休憩だ。一息入れ、まずは往生岳へ向かう。ハイカーが少ないのかブッシュ化した道をあえぎながら進む。

ここから見る山は斜度が結構あるなぁ><

 40度近くありそうな急斜面をゆっくり進む。10数分で標高1238mの往生岳山頂だ。ヤッホー♪

北外輪山を前にたそがれる中jiさん

あろうことか頂上を示す標識が無い(・・;風化して風で吹き飛んだのか??

 お昼を廻っている。風を避け、山頂から一段降りたところで昼食タイム!

この景色で食べるお弁当!最高♪山上の楽園だよ

登山話に花も咲き、鳥のさえずり、可憐な花、美しい蝶々まで飛んできた

 どうやらゆっくりし過ぎたようだ。まぁそれも良い!急ぐ山行でもないし、この空間を楽しもう♪ぼちぼち仕度を整え、次の杵島岳へ向かう。

 往生岳と杵島岳の鞍部まで戻り、南側の斜面までトラバース。今日最大の斜度と距離を詰める。

草原の山。右下の登山道から左斜面に移動して山頂を目指す

 約1ヶ月ぶりの登山に足が悲鳴をあげそうになるが、なんとか皆遅れず北斜面の尾根にたどり着いた。しばらく進むと杵島岳火口だ。

この辺りは後1ヶ月もするとイワカガミ、ヒカゲツツジが見所らしい

 わずかなアップダウンを越え、本日ニ山目阿蘇五岳の一つ標高1326mの杵島岳山頂だ。

 中学生らしい先客と、後から後から登山者が訪れる。我らは「大学生ですか」と聞かれ一同喜んだのだ^^一人の凄い(?)おじさんに出会い会話が進む。

世界中の山と政治家、お偉いさんと通じているらしい 先生と呼ばれていた

 話は尽きないが、往生岳山頂とは違い多くの人で賑わう山頂を後にした。整備された階段を下り、下山開始だ。

烏帽子岳と草千里 観光客で賑わう

 長い階段と下り坂を行く。風が心地よく、時より聞こえる遊覧ヘリコプターと車、バイクの騒音が無ければ尚良いのだが・・・。

振り向くと杵島岳 今あそこから降りてきたんだ

 午後3時半を廻っていた。ガイドブックでは3時間のコースを5時間近くかけゆっくりと縦走した。でも3時間は厳しいよなぁ!せめて4時間コースでしょう。とりあえず、無事登山終了。お疲れ様でした^^/

 中岳火口を見学に、火口有料道路へ向かう。「ガス発生」により入山禁止の文字><残念だが、次回のお楽しみとしよう。温泉に入って帰られるちょこたんさんと、チーム山口のお2人と赤水で別れた。帰路も長いですが、無事お帰り下さい!

 ネット社会の恩恵で知り合った、ちょこたんさんとチーム山口のお2人。不思議なものだ、見ず知らずの他人が「登山」と言うキーワードの中で知り合い、とても楽しい一日を過ごした。山をやる人は良い人達ばかりだ。気兼ねなく、素直に、自然に打ち解ける。ポーカーフェイスで無口な中JIさんも、そんなところに登山の楽しみを感じているのだろう。

 日頃の喧騒から離れ、その休日は穏やかに過ぎていった。そして俺達は街に降りて行くのだ。

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